竜ヶ石山の歴史的背景
 

山名の由来
竜ヶ石山という名前は、山頂から北側に30mほど下ったところにある大岩に
由来する。
この大岩の大きさは縦6m、横12m、高さが3mほどあり、「竜が
山頂に降り立ち、そして西の方角に向かって飛び立った時に、爪跡を残して
いった」という言い伝えがある。
20数畳ほどある岩の上面には、あたかも竜
の爪跡を思わせる三本の溝が深く刻まれている。他にも、竜ヶ石山周辺には
竜にまつわる話が多い。



竜ヶ石山の砦と狼煙台(のろしだい)

山頂には、今から640年前の南北朝動乱期に、後醍醐天皇の皇子である宗良親
王を奉じて戦った井伊氏の狼煙(のろし)台があったとされる。
また、竜ヶ石
山には三岳城を本城とする隠し砦があり、
1514年(永正11年)3月に、三岳城
が今川氏の武将朝比奈泰似によって攻め落とされた際には、井伊氏に味方した
斯波義達が、辛うじて竜ヶ石山の砦に逃れることができたと伝えられている。